洞窟の前で波の音が聞えます。
洞窟の前で波の音が聞えます。
洞窟の中は静かです。
3つの伝説と、洞窟近くの岩壁から波の音が聞こえてくるという点から、非常に興味深いスポットです。
「岩谷山 弘法大師投筆」という看板の方向に歩くと洞窟があり、如意輪観音様が出迎えてくれます。
①「竜眼の池」のいわれ洞窟入口の説明看板に逸話が書いてあります。
「昔、母竜が目が見えない子竜の眼を持って、この池で目を洗っていました。
しかし人間の気配がしたので母竜は目玉を落として海に逃げ帰りました。
目玉を拾った人が坊さんに渡すと、坊さんは目玉を洗って池に返しました。
しかし母竜は現れず、今も二つの竜眼が夜になると青光を放ちながら母を求めて池の中を泳いでいます。
」洞窟の奥行はそんなになく、すぐに足元に池らしき水溜りがあります。
そこで竜の眼が泳ぐらしいです。
②小木・宿根木の「岩屋山石窟」に通じているといういわれ説明看板の柱には「小木・宿根木に通じている洞は30メートル先にあります」と書いてあります。
佐渡・宿根木から放した犬が、この洞窟から現れたという話があるそうです。
岩屋山石窟は、伝説では外海府の岩谷口洞窟に続いていると伝わり、こうした伝説が神秘性につながり、洞窟内に摩崖仏・八十八仏・観音堂などが次々に築かれ、霊場として信仰を集めました。
③弘法大師の投筆があるらしい道なりに墓の並びを少し歩いていくと、「岩屋口観音」があります。
お堂に向かって右屋根の上の岩に「南無阿弥陀仏」が彫られています。
しかしその文字と、文字の下に彫られた花押はいずれも弾誓上人の筆跡です。
しかし、弾誓上人は石を刻むことはしなかったらしいです。
そのためこれは、天保期この地にとどまって多くの石造品を残した木食浄厳の製作にかかるものであろうとのことです。
弘法大師の投筆は見つけられませんでした。
名前 |
岩谷口洞窟 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
弾誓さまお悟りの場!アミダ ミダ ミダ。