名前 |
リンナイチャシ跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.7 |
説明看板よりこのリンナイチャシは、エンカルチャシ・ピラチャシ・エエンチャシを前衛とした戦略上の要衛にあったといわれ、また前各チャシを一望する要にあたり、ビホロアイヌの鎮守の霊地であったともいう。
機械力も労力もなかった時代に、これだけのものを作り上げることのできたということはまことに驚嘆に値する。
アイヌは物を造るには決して年越しをしない。
年越しをすると必ずウエンカム(悪魔の神)がつくという信仰があるからである。
たった一年で、堅い安山岩の割石を粘土でこねあげた(通称アイヌコンクリ)この巨大な構築物は、単なる見張りの砦であったか。
敵襲にそなえた堅固なとりでであったろうか。
学術的にも大きな意義を持っている。
それにしても、このチャシは、ビホロアイヌの縄張りの偉大さを示しているといえるだろう。