野毛山公園内にある戦前に健塔されたラジオ塔です。
ラジオ塔(公衆用聴取施設) / / .
野毛山公園にあるラジオ塔です。
灯篭みたいな感じで初めは何だかわかりませんでしたが、昭和7年11月19日に立てられた歴史のある記念塔です。
塔の高さは3メートルあります。
テレビやインターネット、携帯電話など、様々なメディアが当たり前となった時代ですが、ラジオが当時いかに重要な情報発信源だったかということを伺い知れる貴重な記念塔です。
野毛山公園内にある戦前に健塔されたラジオ塔です。
あまり近づいて見ることはできませんが、比較的良好な保存状態でした。
名前 |
ラジオ塔(公衆用聴取施設) |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト |
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/nogeyamapark.php |
評価 |
3.5 |
ラジオ塔の素材は、木造、石造または鉄筋コンクリート造で、高さは約3メートルから5メートル、幅・奥行きは1.5メートル程度のサイズで建造された。
ラジオ受信機本体を塔内の空洞に収納する型や、側面にスピーカー、外側にスイッチを配置している組み込み型があった。
ラジオ塔は、社団法人日本放送協会(NHK)大阪中央放送局が1930年(昭和5年)6月15日、大阪市の天王寺公園旧音楽堂跡に初めて設置した。
HKが設置したラジオ塔は、正式には「公衆用聴取施設」といい、1931年(昭和6年)には奈良市の奈良公園や神戸市の湊川公園に、1932年(昭和7年)には京都市の円山公園に設置され、同年、ラジオ受信契約数が100万件を突破したことを機に、その記念事業の一つとして全国での設置が始められた。
その後1943年(昭和18年)までに、全国の公園、寺社、学校など450箇所以上に整備された。
HKの寄付によって設置される例のほか、地元の有志の出資によって設置された例があった。
同時期に台湾放送協会によって台湾各地にも設置された。
またNHKは、ラジオ塔の設置と並行して、鉄道省の主要駅構内にラジオ放送設備の設置を行った。