長尾断層は、南側の花崗岩類が第四紀堆積物の上にのし上がった逆断層す。
香南町から大川町にまで長さ約 24km が活断層とされています。
ここでは、長尾断層が露出した崖が「長尾衝上断層」として、香川県指定天然記念物にしてされています。
ここでは、長尾断層の最新の断層活動による地表のずれで、長尾断層の地震の跡をみることができます。
長尾断層の最新活動時期は、 9~16 世紀であることが調査から明らかになっています。
香川県においては、今後近い将来の活断層地震の発生が危惧される断層です。
名前 |
長尾衝上断層 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.0 |
長尾衝上断層は、香川大学名誉教授の斎藤実が1960年に発見した逆断層です。
香南町から大川町に至る約24キロメ―トルの活断層です。
その一部が地表面に現れているのが長尾衝上断層です。
この崖では上から花こう岩、流文岩、スルト層、礫層です。
この崖では本来、花こう岩の上に、シルト層や礫層が堆積していましたがその後の地殻変動により、花こう岩がのし上がりました。
このような断層を逆断層といい、断層面の傾斜が30度より小さくなると衝上断層といいます。
最近の活動時期は9世紀から16世紀にありました。
一般的には3万年程度の周期である。