何となく不思議な風景です。
平城宮跡南側、朱雀門のすぐ隣。
壬生門を入ってすぐ左右に兵部省と式部省がある。
みな跡地ではあるが、その痕跡はかろうじて残った。
左側にある兵部省は柱跡などを保存し、わりと上手くまとまっている。
建物群は夢想するしかない。
場所的には人がほとんど来ないし静かで生駒山が良く見えます。
柱などの跡を再現しているだけですが、それでも当時の情景が浮かんできて、何となく不思議な風景です。
以下、解説板より。
「ここは兵部省の跡。
兵部省は奈良時代の官庁の一つで、兵士、兵器、軍事施設の管理や武官の人事を担当していた。
壬生門(みぶもん)北の広場をはさんで東側の式部省(文官の人事を担当)と対称の位置関係にある。
約74m四方の敷地内には、立派な礎石建物8棟が整然と建ちならんでいた。
建物の中では帳簿の管理や勤務評定などの事務をとり、外の広場では儀式などを行った。
地面から1.2mの高さで建物を切った状況で復原した。
」
防衛省平城宮内に存在した官衙のうち場所が特定できるものはあまり多くありませんが、式部省と対をなすように建てられているため、朝廷の主に武官の人事を司る兵部省が置かれていたとされています。
近鉄電車とみやと通に踏まれています。
兵部省跡。
いまでいう警察庁か陸上自衛隊です。
名前 |
兵部省跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0742-35-8201 |
住所 |
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評価 |
3.9 |
整備が早すぎてすでに朽ちかけています。