Sep'05.2021 画像撮影。
以前から見て見たかった円形分水工、ようやく春になりたっぷりと水も流れている頃、場所は知っているのでドライブがてら行ってみた。
集落の中にある分水工は近くで見ると意外に大きく、各地区に分配される水が勢い良く流れ出ている。
説明書きによると円筒型サイフォン式と言うらしく、水を各地区に応じた水量に分配するカラクリは凄いの一言。
考えた人は天才、これで日本全国の長年の水争いが無くなった功績は大きい。
昭和13年に完工してから83年、今だ現役で働き続けてる分水工、もう土木遺産になってもいい時期じゃない?しかし、ただ流れているだけの水ではあるけども、ずっと見ていても見飽きないのは何でだろう?
水源からの水を地域ごとに一定の割合でわける歴史的な建造物。
現在も使われています。
先人の知恵は凄いですね!美郷町六郷にある「関田円型分水工」美郷町ラベンダー園の案内板で見つけた不思議なモニュメント?何かと思ったら、水田に水を注ぐ「分水工」との事! 名称は「関田円型分水工」だそうです。
ラベンダー園の「美郷町案内マップ」に載っていた、丸い噴水のような物。
何か良く分からないので、確認するため向かってみました(^^♪見た目は噴水ですが、もちろん水は吹き上がってません(笑) ただ、円の真ん中から水が沸き上がってます! なんとなく面白く、つい見入ってしまっちゃいました(*^^*)サイフォンの原理を利用し水をくみ上げ、脇に開けた穴(オリフィス)を通じて給水する施設。
円筒形サイフォン式、と呼ばれる様式だそうです。
ここから7つの地区(そのうち1カ所から更に3地区に分離し、合計10地区に)に給水されるのですが、その仕分け方が素晴らしい!水利権と受益面積を基礎に、それに応じた穴の数を割り当て給水する仕組み。
そこから先の水路も、水量によって大きさを決めてるんです。
昭和7年に設立発起され昭和13年5月に完工し、それから90年以上もの間多くの水田に豊かな水を供給し続けている「関田円型分水工」 先人の知恵は、本当に素晴らしいものです(#^^#)
Sep'05.2021 画像撮影。
季節的には花水の季節も過ぎ、役割も和らいできたところだろうが、怒涛の流水をみられて満足。
渓谷の地下を流れ一挙に溢れ出るこの地は、おそらくは係争の地でもあったろうに、このような形で少しでも争いを和らげた祖先の知恵に恐れ入るし、それを成した土木技術に畏れ入るばかり。
見てると、なんとなく癒されます。
水を公平に分配するため、工夫された分水工です。
上流から流した水を、サイフォンの原理で円筒形の池に湧きださせ、周囲に溢れた水が、扇型の面積に対応する弧の長さに応じて分配されます。
合理的で、面白い構造です。
オリフィス孔の数がすごい、均整のとれた印象の円筒分水。
近くにある飯詰円形分水工とセットで見学!
水量が凄いΣ( ̄□ ̄)!
田んぼに水を配分する施設です。
名前 |
関田円形分水工 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.3 |
秋田県唯一の円形分水工。
昭和の初期に造られたそうですが、今も立派に働いているのは素晴らしいです。