皇女和宮様がお履きになられた草履などが展示されてい...
旧板鼻本陣書院(皇女和宮宿泊所) / / .
日曜は休館だった。
皇女和宮は孝明天皇の妹でしたが、幕末に関係が悪化した朝廷と徳川幕府との、いわば鎹(かすがい)として、将軍家茂に嫁ぎました。
京から江戸への道中は厳重な警戒のなか、三万人もの人夫を動員する、大掛かりなものでした。
いま宿泊所を眺めると、たった一人で遠い見知らぬ土地へ嫁いで行った和宮は、どんなにか心細かったろうと思われてなりません。
幸いにして家茂は、優しい夫であったらしく、二人の仲も睦まじかったということですが、病弱な家茂は若くして亡くなり、しばらく後に和宮も短い生涯を閉じました。
宿泊所のたたずまいは、時代の犠牲となった薄幸の女性の淋しさを想像させます。
名前 |
旧板鼻本陣書院(皇女和宮宿泊所) |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
4.3 |
皇女和宮様がお履きになられた草履などが展示されています。