冬から春は姿がよくみれます。
江戸時代から伝わる伝説のこだま石 2020/12/13
伊豆七不思議の一つです。
昔、『おくら』と『与一』の母子が、山里に住んでいました。
夫は戦に駆り出され、行方知らずのため母子の暮らしは、大変貧しく日々苦労を重ねていました。
ある時、村のお寺の和尚の勧めによって峠を越えた熱海の湯治場へ商いに出掛ける事になります。
二人は、峠道の途中に在る大きな石の元で一休みをしては、毎日熱海まで商いに出掛けました。
二人の暮らしもようやく楽になりかけた頃、母が病気に掛かり帰らぬ人となりました。
一人残された与一は、悲しみのあまり母と語り合った場所の大岩に母の名を呼び続けたところ、大岩の下から『与一よ、与一よ』と懐かしい母の声が【こだま】して来ました。
それからは、来る日も来る日も毎日、母の声を聞きに大岩に行く与一を村人達は、不憫に思い、いつしか、この岩を【こだま石】と呼ぶようになりまし。
伊豆七不思議のひとつである。
函南のこだま石です。
普通のカーナビでは、出てこないので厄介です。
グーグルマップのナビを利用して、現地に到着しました。
途中から、別荘地?になるのか。
閑静な住宅街を通過するので、速度には注意しながら、走行した方が良いです。
石と言われてますが、石と思って実際に行ってみると、その大きさにびっくりしました。
石ではなく岩と呼べる大きなものです。
木版にかすれた文字で「こだま石」と書いてあって、「これか!」って思った次第です。
名前 |
伊豆の七不思議「平井(函南)のこだま石」 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
夏場は樹々に囲まれて隠れがちになってしまいますが、冬から春は姿がよくみれます。
大きな岩はいにしえから変わらずじっとしているのでしょう。
強さから優しさを感じます。