養蚕神として信仰されました。
個人的な目的で、お参りしています。
詳しい成り立ちについては、存じておりません。
沼田城南西の地門除けとして、山城国伏見稲荷を勧請したもので、養蚕神として信仰されました。
5月の蚕の季節になると、白狐を借りる農家が参詣し大変賑わったとのことです。
その際に境内にある桑の木の枝を一本折って持ち帰り、蚕室に供えておくと繭がたくさん取れたとのことです。
現代では養蚕は廃れましたが、商売繁昌、産業興隆などの御利益を願い、多数の白狐が奉納されています。
なお、利根沼田地方では、狐を「おとうか」といって、化かすものと信じられていました。
名前 |
東源寺稲荷 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0278-22-2750 |
住所 |
|
評価 |
3.6 |
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真田家ゆかりの東源寺東源寺には四代藩主真田信政の側室といわれた浜松の局の墓があります。
本堂裏手の墓地の入り口にひと際大きく立っていた宝篋印塔(高さ262cm)が浜松の局の墓です。
正覚寺第六世・鉄山和尚(開山)の隠居寺として建てられた東源寺に浜松の局が余生を過ごす為、承応元年(1652年)入山し開基となるが、わずか3年後の明暦元年(1655年)に死去されました。
宝篋印塔に刻まれた戒名は「(為)実誉誓真大姉」。
東源寺本堂手前に見える稲荷明神社は養蚕に霊験があると伝えられ、蚕の時期(5月)には沢山の人達がお参りに訪れます。
当時5月上旬のお蚕の季節になると、白狐を借りる農家の奥さんたちが片品、利根、新治など利根郡全体からたくさん参詣にきて賑わったといいます。
そのときに寺にある桑の枝を一本折って行き、それを蚕室に供えておくと蚕があたった(たくさん繭が取れた)といわれています。
いまも白狐が多数奉納されています。