名前 |
厳島神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.2 |
御祭神 市杵島姫命 菅原道真公由緒不詳。
大正十年五月六日許可ヲ受ケ字瀬谷田ニ祭祀セル無格社菅原神社ヲ合祀セリ。
(「上野国神社明細帳」より抜粋)大正八年(1919)に菅原神社・水神宮が合祀されています。
厳島神社は弁天様でもあり、この弁天様は籾谷上の高際嘉重氏の先祖から蔵新の高際谷三郎氏の先祖がもらい受け自宅でお祀りしていたものです。
その後、蔵新部落に寄贈され内蔵新田の鎮守様として現在地に祀られました。
(板倉町HPより)資料や案内板など見つからず、詳しいことは分からないのですが、年間に行われている祭礼を見ると、二月に行われる「梵天祭」は一般的に五穀豊穣・無病息災などを願う祭りで、九月に行われる「嵐除」は一般的に嵐や災害を取り除き豊作豊漁を祈願するお祭り。
十月に行われる「御日待」は一般的に荒神の大いなる力を借りて大地を踏み締め、悪霊を抑え精霊を呼び覚まして豊作をもたらす祭りで、日本に水田による米作りがもたらされる前、陸稲を栽培した焼き畑農耕が発祥とも考えられます。
日本における「弁財天」は、各時代にさまざまな神様(民間信仰)が習合しているため守備範囲が広く、鎮護国家の神から音楽神や財宝神までカバーしています。
内蔵新田における弁財天は、行われているお祭りの内容を鑑みると、元来インドの河神であることから、平安初期から末期にかけて仏僧が日本各地で活躍した「水」に関する事蹟に関連した農耕神ではないだろうかと思われます。
(個人的な想像です)