駐車場、駐輪場、社務所ありませんでした。
JR宇治駅から、約2k強の道を宇治川沿いに天ヶ瀬の吊り橋の方に向かい白山神社と彫られた石柱を右に、その坂道を上り切り集落の中程で左手を見ると惣門が、その惣門をくぐると昔だったら金色院の中に、しばらく進むと金色院の石柱を右にすぐ左に下がって進むと、鬱蒼とした木々の間に70段位石段の上に拝殿が佇んで見えました。
取り敢えず石段を上り、最後の10段目位で足が重く手すりのお世話で息も絶え絶えで30分強で到着です。
まず本殿に回り、お参りして拝殿を振り返ると拝殿の檜皮葺の美しさに目を奪われました。
とにかくこの拝殿は平安期の住居感があり鎌倉期に造立されたらしいですがこの様な拝殿は初めてです。
さすが重文ですね。
もう一つの重文平安末期の神像坐像は拝見き出来ませんでしたが十分満足です。
狭い境内ですが、江戸期の絵図のまま建造物が配置されているのも感心しました。
ただお稲荷様の祠があったであろう所に赤い鳥居が設置されていたのは分かりやすく思わず微笑みました。
とにかく康和4年(1102)に後冷泉皇后が、金色院造立の際 白川権現を金色院の鎮守社としてしてから今が在るんですが、それ以前は延暦9年(790)に疱瘡神を祀ったのが始まりだと云われてますから、歴史があるんですね。
住宅建築の様式が採用されることが多かった平安時代の拝殿で重要文化財に指定されています。
平等院鎮守の宇治上神社の拝殿は鎌倉時代で国宝で日本最古だったりしますが、古さだけなら勝ってます。
山合の小さな集落に 忽然と白山神社が現れ、 その拝殿は苔むした 千年の歴史を目の前に 見せてくれる。
静寂の中に 緑の 境内は そのまま平安時代にいるかのよう。
階段を上がったところに、正しく鎮座している感じ。
平安時代の拝殿は、小さいけどその威風堂々感に圧倒されました。
敷地そのものは小さいので、参拝もスグ終わる感じ。
鬱蒼とした森の中なので、雰囲気も異質で長居するところでは無い感じかな。
駐車場はないが、神社前の公衆トイレ周りに、2台ぐらいのスペースはあります。
ただしUターンは、大変です。
名前 |
白山神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.1 |
宇治の市街地から離れた場所に,ひっそりと平安時代の遺構が残っている.1000年の時を感じられます.