近所のお店で聞いてもご存知なく、やっと辿り着けまし...
場所が分かりにくく、近所のお店で聞いてもご存知なく、やっと辿り着けました。
人気のケーキ屋さんの横の駐車場一番奥です。
(マンション等民家そばなので、静かにお詣りしましょう。
)13世紀成立の宇治拾遺物語にこの塚にまつわる話があります。
この場所に、長門前司という元・受領階級(地方長官)を父に持つ姉妹が住んでいました。
両親が亡くなり、姉は結婚しましたが、28になる妹は独身のまま、たまに語らう人が来ると喜び妻戸口に出ていましたが、やがて若くして亡くなります。
野辺の弔いをしようと遺体を運び出しますが、風葬地の東山に着くといつの間にか、棺桶から遺体が無くなっていました。
慌てて探すと、元の家の妻戸口に勝手に遺体が戻っています。
翌日も運び出しますが、同じ結果に。
やがて重くなり動かせなくなり。
これは自分の家にいたいのだろうと、いつもいた場所の下を掘って埋葬しました。
やがて姉は結婚相手と転居し、空き家になった家は朽ち果て、この塚だけが残りました。
近所の人は気味悪がって近づかなくなり、その後、あたりに災厄があり、生涯未婚だった彼女を慰めるべく、祀られるようになったと伝わります。
昔は、若い女性が塚に近づくと破談や不縁になる、といわれて禁忌とされ、特に婚礼行列は避ける習わしでした。
今では、繁昌神社とともに良縁、疫病よけなどの有難い御利益があるとされています。
平安時代の不幸にして亡くなった姫君の墓と伝えられる塚。
なんでもその姫君は自身を前漢の皇帝成帝の側室、班 倢伃に準えていたとか。
そこから「班女塚」と呼ばれるようになったらしい。
御神体もありかなり立派なのかなと思いきや社は小さい。
繁昌神社ですらマイナーなのにさらにマイナーなスポットです。
暗くなってから行くのは躊躇しましたが、せっかく近くまできたので、久しぶりに行ってみました。
ここにある事を知らないとなかなかたどり着けないとは思いますが、繁昌神社に興味があるかたで、まだ班女塚は見たことない方は、宝探したと思って探索してみてください。
名前 |
班女塚 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
3.8 |
駐車場🅿️は有りません。
近くのコンパーキングを利用しました。
たぶん御近所の方らしき女性が、買物の途中に寄って参拝されていました。
いつも良くお参りされてる様な感じがしました。
御神木からパワー頂きました。