名前 |
日吉山王神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
この場所は神社の様式とは異なるように見えます。
左側に青面金剛像(しょうめん_こんごうぞう)に見える碑がある事から、庚申塚(こうしんづか)を集積した場所と考えられます。
本来は庚申信仰に基いて道端に建立されていたと考えられますが、明治期に民間信仰である庚申塚は政府が認めず、道端にある碑は道路拡幅を理由に破棄されてしまう経緯から信仰する住民により神社やお寺の敷地内に退避させて破壊から救った事例は各地にあります。
こちらの場合は庚申塚を退避させた後、宗忠鳥居(むねただとりい)に似せたものを建てて神社風にした事により明治政府の手から守ったと考えられます。
神額が掲げられていない理由は神社ではないからでしょう。
宗忠鳥居に似せていますが異なる点があります。
青面金剛像は中国の道教由来である信仰です。
この他、馬頭観音(ばとう_かんのん)や地蔵菩薩(じぞう_ぼさつ)の庚申塔もあります。