名前 |
勝ノ橋 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.8 |
寿福寺の山門近く、庚申塔の裏側に、ひっそりと石碑が置かれていました(隣の石柱は橋の一部でしょうか)。
鎌倉十橋の一つなのに、こんなに追いやらなくてもと思うような、分かりにくいところにあります。
明治の終わり頃までは、寿福寺の前に中央が盛り上がった立派な石橋があったそうです。
いまは暗渠になっていますが、扇川に架かっていたのでしょうね。
鎌倉十橋は、どれも架け替えられたり暗渠になっていて、当時を忍ぶものは残されていません。
観光都市鎌倉であっても、当時のまま残すというのは難しいのでしょうね。
この橋は、英勝院尼お勝の方が架けた橋なので「勝ノ橋」と呼ばれているそうです。
お勝の方は、太田道灌の子孫太田康資の娘で、徳川家康の側室。
英勝院も先祖太田道灌の邸跡の一部を幕府から払い下げてもらい建てたそうです。