地蔵の辻で歴史を感じる。
地蔵の辻地蔵菩薩の特徴
地蔵の辻交差点近くに位置し、交通が盛んな場所にあります。
1719年に建立された地蔵菩薩の御堂が歴史を物語っています。
江戸時代の歴史を知ることができる貴重なスポットです。
近くにある地蔵の辻交差点の名前の由来となった、お地蔵さんです。
紀州徳川家の初代殿様の母君が建立されたものとのこと。
国道24号線沿いに「地蔵の辻交差点」があります。交通の激しい交差点ですが、元々この北東角地に地蔵菩薩の御堂がありました。そしてお堂内には地蔵尊が祀られていました。1719年に徳川頼宣の母お萬の方が罪人を哀れみ、建立したといまに伝えられている。和歌山城下では「はての二十日に旅立ちするな」と謂われていたそうです。“はての二十日”とは、師走の二十日のこと。城下の人々はこの日の旅立ちを忌み、出発を控えたそうです。江戸時代の紀州では、この日が罪人の処刑日だったからです。和歌山城の南東に牢獄があり、罪人に「人参の漬け物三切れ」が出ると最後の日でした。裸馬に乗せられ目かくしされ、姿を沿道の人にさらしながら刑場へ。そして罪人は“地蔵の辻”で一度馬からおろされ目かくしをはずされ、この辻の“地蔵尊”に手を合わせたそうです。親類縁者とも最後の別れをし、寒風吹きすさぶ街道筋を再び東へと向かいました。八軒屋に刑場があったと、謂われています。道路拡張のため、現在の位置に移転しましたが、悲しい歴史があったこと伝えていきたいものですね。
名前 |
地蔵の辻地蔵菩薩 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
3.0 |
周辺のオススメ

R24号沿い地蔵の辻桜並木。