石垣や土塁が残っています。
江戸時代に外国船来航に対処するため紀州藩により沿岸部に築かれた土塁・石垣・砲台などの海防施設が台場。
雑賀崎台場は、紀伊水道に突出した通称「トンガの鼻」と呼ばれる岬の先端部に築かれた台場跡で、調査により周囲には土塁がめぐり、土塁の下には石垣が構築されている状況が判明。
土塁に囲まれた中央部には、逆V字状の石積み遺構が確認されています。
この石積み遺構に関しては、現在のところ類例がなく詳細不明ですが、砲台に関連するなんらかの施設であるものと考えられます。
台場の築造時期は、構築の際の整地土から出土した遺物より、18世紀後半から19世紀前半と考えられます。
意外に知られていないようで、海の眺望も良い穴場とは思いますが、単発スポットで物足りなさを感じるかもしれません。
名前 |
雑賀崎台場 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.8 |
石垣や土塁が残っています。
紀州藩の台場跡の中ではよく遺構が残っています。