鬼村の鬼岩鬼が運んだ伝説が残る奇岩です。
石段があるので鬼岩の上にまで登れます。
上からは彼岸花が綺麗に咲いているのが見えました。
東屋もあるので鬼岩を眺めながら休憩も出来ます。
鬼村の鬼岩鬼が運んだ伝説が残る奇岩です。
15mを越える凝灰岩の岩盤が風食を受けて現在の形となったもので島根県の天然記念物に指定されています。
表面に穴(タフォニ)がいくつもあいており、中でも大きな5つの穴から鬼の爪痕が連想されたようですね。
いくつかの穴には石仏や2基の祠が祀られており、別の穴の1つには鬼瓦が置かれていました。
岩の東側から手すり付の階段が設けられており東側の祠の場所までは比較的楽に登れます。
祠の正面に立つには道から一段上がる必要があり、小型ですがで朱色に彩色された木鼻がありました。
そこから頂上まで登ることが可能で、頂上から南へ続く渓谷を眺めることができます。
ただし途中の急斜面で滑りやすく、頂上も含めて手すりはありませんのでご注意を。
南側にあるもう一つの祠は岩肌に設置されているため近づくことは難しいです。
地元の人たちの手で周囲が公園として整備されており、東屋や案内板、当地で算出される御崎石製のベンチも置かれています。
駐車スペースはきちんと設けられていました。
看板はありますが経路は少しわかりにくいです。
オリーブの家がある十字路から南西へ進み、道なりに走ると左折を促す看板があるのでそこから大きく回って川を渡ったところから右折するとたどり着けます。
川を越えてから現地までの道が狭いのですれ違いは気を遣います。
名前 |
鬼岩 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.9 |
磐座信仰が伺える立派な巨石です。
伺った時期はちょうと地元の彫刻師さんが公開制作を行っておられ、さまざまな石の特徴や魅力をお聞かせいただけました。
出雲を始め島根〜古典日本に多くあった巨石信仰の習慣、なぜそれにヒトは畏怖しその対象としてきたかが感じられるようでした。
ちなみにこのあたりは大屋鬼村といいますが、大屋神楽社中という石見神楽団体があり、若い衆が舞っておられます。
彫刻師さんに聞いたお話によると、この鬼岩の前でよるに舞われた日もあるよう。
いつかまたそれを見る機会をえれたらと思います。