過去に偉人を崇拝する地元の人達を想いました。
近鉄若江岩田駅から、商店街を少し南下すれば道は二股に分かれるが、その直前左側に小さな石垣に囲まれた小さな墓に気づく。
夏の陣で戦死した木村重成の家来、飯島三郎右衛門の墓だ。
なんでこんなところにと思うかもしれないが、ここはかってあった若江堤上の北の端に当たる。
さっきの二股東側は、今は道路になっているがこの道路そのものが若江堤に当たる。
二股西側は河内街道だ。
今はその痕跡のひとつもないが、この堤を挟んで木村隊は藤堂高虎隊や井伊直孝隊と激戦を交わした。
若江堤の南側で、槍で突かれ重傷を負った飯島は、この堤の北の端で戦死する。
この前をいつ通過しても花がきれているのを見たことがない。
子孫の方々や、道行く優しき人が花を添えてくれているのだろう。
木村重成や飯島三郎右衛門の死闘を、今の世まで誰も忘れていない証拠だと思う。
名前 |
飯島三郎右衛門の墓 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
徐に現れたお墓に、過去に偉人を崇拝する地元の人達を想いました。