無料の近代化の時の蚕育成の施設です。
高品質の絹を輸出するために、様々な努力が行われてきたことがわかる。
天然資源の無い日本だが、絹のように手間暇かけて付加価値を付ける産業で国を豊かにしていったのは大したものだと思う。
というか日本人にはぴったりだし、天然資源が豊富だったりすると直ぐに植民地化されていただろう。
かつて養蚕が盛んな頃は、桑畑が広がり農家では蚕を育てていた。
今では、そんな風景はなくなってしまった。
明治10年に結成した養蚕改良競進組が、競進社となる。
火力を用い、換気をよくし、防寒・防暑に配慮し、室内を明るく、作業効率を高める工夫をした。
そうして「模範蚕室」となり、競進社伝習所、養蚕学校、農業学校と変遷を経て、今の県立白楊高校となっている。
昭和55年に解体移築した。
外観は新しく見える。
内部は120年の歴史共に様々な工夫を資料と共に見学でき興味深い。
建物は使っていた建物を少し移動して組み立てたそうです。
当時の建物がそのまま展示場になってるのはすごいいいですね。
ちよこっと立ち寄って、短時間で見れるので良いかと思います。
しかも無料です!管理人の方も気さくで感じが良かった。
建物が古風で素敵な場所です蚕の学校後で 中の織物 繭作りの風景 昔の写真が展示されています大正から昭和の初めに 繭作りから糸 織物等を作りをしていた風景が感じられる所です。
生糸の生産に使われた、当時の道具の展示が興味深い。
私のお気に入りは、検尺器(けんじゃくき)。
検尺器とデニールの関係が面白い。
休憩室は敷地内ですが、トイレは敷地の外に有るので、閉館中も利用可能です。
全国の養蚕業者が養蚕業を学びにくる場所だった様です。
外観も素晴らしいのですが、建物の構造や建具の工夫など見所はたくさんあります。
現代にも通用するほどのエコハウスなので、建築に関わる人は必見だと思います。
一例を紹介すると、床下の工夫は他では見られないような仕組みになっていて、蓄熱するためのレンガや室内へ熱を送るための空間の仕切り方など、見れば見るほど感心させられる建物です。
その側の基礎部分を覗き込むと見れますので興味のある方は是非ご覧ください!
昔は第一、第三日曜日のみの見学と、かなり敷居の高いような場所でしたが、近年お隣の群馬県の富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録されたのを機に見学日の見直しと、周辺整備がされ、現在は月曜と年末年始以外の昼間は開館しているので気軽に立ち寄れる場所になりました。
また、入場無料なのもありがたいです。
藤岡の高山社との関係性が非常に強く、養蚕関連の設備は豊富です。
現在の児玉白楊高校の前身がここです。
児玉駅からは徒歩圏内ですし、車でも駐車場が整備されているので安心して行くことの出来る場所です。
日本の養蚕を発展させてきた大事な施設資料です。
高山社が注目されていますが、それと同等の価値のある施設だと思います。
しかも、今は学校とは切り離されていますが、高校とこの施設は元々一緒のものでした。
なので今も生きている施設なのです。
貴重な施設ですので、是非とも見てほしいです。
名前 |
競進社模範蚕室 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0495-71-1211 |
住所 |
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営業時間 |
[火水木金土日] 9:00~16:30 [月] 定休日 |
関連サイト |
https://www.honjo-kanko.jp/sightseeing/kyoshinshamohansanshitsu.html |
評価 |
4.1 |
富岡製糸場もいいけれど、養蚕の歴史を学ぶにはここも外せません!