背の高い草が生い茂った一画にあります。
饒速日命が天磐舟に乗り宮を置くべき地を決める為放った三本の矢。
その一番目の矢が落ちた場所。
この付近は矢田と呼ばれる由縁。
宮は二の矢が落ちた矢田坐久志玉比古神社に置かれたらしい。
浪漫に満ちたこの地、ひっそりあるのが余計に神話性を増して感じられる。
田んぼの中にあるので、わかりにくいかもしれません。
近くで聞いてみるのがいいでしょう。
写真のとおり、何もない塚です。
磐船神社のある場所に天降った饒速日命が放った三本の矢のうち、第一の矢がここに落ちたとされていますが、しかしその根拠となっている伝承を私は知りません。
大和郡山の『郷土の伝説(駒井保夫著)』という本に書かれている「稲塚」がこれだと思います。
稲塚には2つの別々の伝承があるそうで、一つが大海人皇子(天武天皇)に関する伝説、もう一つは長脛彦に関する伝説です。
まあ、長脛彦と饒速日命は深い関係がありますし、そういうことでここが一乃矢にされたのかもしれません。
なお二之矢塚は少し北の矢田坐久志玉比古神社の境内にあります。
三之矢塚はさらに少し北の畑の中にあってなぜか邪馬台国想定地とされていますが、これは稲塚と久志玉比古神社の位置から計算で場所を決めたのかもと私は疑っています(笑)
どこにあるかはわかりにくいです。
名前 |
一之矢塚(饒速日命伝承地) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
川沿いの未舗装道路を進んで、田んぼの真ん中にある、背の高い草が生い茂った一画にあります。
言い伝えを知らないと気づかないでしょう。
我が国も神話からしっかり小学生教える必要があると思う今日このごろです。
ありがっ様です。